アメリカからペット(ワンちゃん、ネコちゃん)を連れてご帰国される場合は、狂犬病とレプトスピラ病(犬のみ)についての検疫のため、一定期間の係留検査を受けなければなりません。ただし以下の点が輸出国政府機関発行の証明書で確認されれば、日本での係留期間は12時間以内となります。それ以外の場合は待機期間の不足日数、あるいは180日間の係留期間となります。
ワンちゃん(ネコちゃん)を輸入しようとする場合は、輸送の方法(貨物、携帯品)に関わらず、到着40日前までに、到着予定空港(港)を管轄する動物検疫所に次の事項を届け出なければなりません。「届出書」はファックス又は郵送にて、あるいは「輸入犬等の届出情報処理システム」にて届け出て下さい。また、変更あるいは追加情報がある場合は、「変更届出書」を提出して下さい。
届出が受け付けされると、動物検疫所は、係留予定期間及び到着予定時期の係留施設の秋状況等を確認し輸入者に対し「動物の輸入に関する届出受理書」が交付されます。(動物の収容状況によっては、輸入の場所、輸入時期の変更要請がある場合があります。)
なお、犬等の輸入検査申請時に届出受理書に付される「届出受理番号」が必要となりますので、必ずご確認下さい。
動物検疫所のサイトは
こちら
出発直前(出来る限り出発2日前以内)に、狂犬病及びレプトスピラ病(犬のみ)にかかっていないか又はかかっている疑いがないことについて検査を受けて下さい。さらに、日本の推奨する証明書様式(FormA,FormCもしくはFormACもしくはFormRE)を入手し獣医の署名が必要です。
【FormA,FormCもしくはFormACもしくはFormREの主な記載事項】
①マイクロチップ番号(規格、番号、装着年月日、装着部位)
②不活化ワクチンによる狂犬病予防注射(注射年月日、接種獣医師の住所・氏名・署名、有効免疫期間、製品名、製造会社、製造番号)
注:獣医師の署名があることを、必ず確認して下さい。1回目、2回目それぞれ必要です。
③狂犬病ウィルスに対する血清中和抗体価の検査結果(採血年月日、採血した獣医師の住所・氏名・署名、検査施設名、抗体価。検査施設の結果通知書を添付)
注:獣医師の署名があることを、必ず確認して下さい。
④狂犬病にかかっていない又はかかっている疑いがないこと(犬は、狂犬病及レプトスピア症にかかっていないこと又はかかっている疑いがないこと)
⑤狂犬病以外の予防注射、寄生虫の駆除(注射・処置年月日、注射・処置した獣医師の住所・氏名・署名、ワクチンの有効免疫期間、製品名)
注:1日以上の係留検査を受ける予定の場合は処置して下さい。
最後に輸出国政府機関であるUSDA*にて裏書(エンドースメント)を取得する事が必要です。こちらで所在地確認できます。→
こちら
*USDAとは:米国農務省(United State Department of Agriculture)
※USDAで裏書して日本の検疫書へ提出する書類について
①1回目に接種した狂犬病予防接種証明書 (獣医の署名入り)
②2回目に接種した狂犬病予防接種証明書 (獣医の署名入り)
③FormA,FormCもしくはFormACもしくはFormRE
USDAスタンプ要
④狂犬病ウィルスに対する血清中和抗体価の検査結果 (Request for FAVN-OIE Testing)
※採血年月日、採血した獣医師の住所・氏名・署名、検査施設名、抗体価。検査施設の結果通知書を添付
注:血液検査を実施した獣医師の署名があることを、必ず確認して下さい。
③は農林水産省動物検疫所ホームページから入手して下さい。